PC無しでSDカードのデータをSSDやHDDに転送する方法
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スマホだけでMicro SDカードのデータをSSD(ハードディスク)へコピー(移動)
旅行に行った時に動画撮影が趣味の方、もしくはyoutuberの方で、とにかく動画の撮影をたくさんする方。
当たり前ですけど、動画をたくさん撮ればそれだけ多くのマイクロSDカードを用意しておく必要があります。
特に今では、撮影モードを「4K 30P」や「60P」で撮ることが主流になっているので、データ量が増加している状況です。
1泊2日程度の旅行であれば、256GB、もしくは512GBのMicroSDカードがあれば容量的に足りるかもしれませんが、3日間以上とか、1週間以上といった長期の撮影旅行に行く場合、Micro SDカードを5枚も10枚も買うと、コスパが非常に悪くなります。
そう考えると、Micro SDカードをたくさん用意して持ち運ぶよりも、撮影した動画データをSSDに直接コピーした方が、コスパが良いことがわかります。
理想的なマイクロSDカードの枚数
GoProやDJI Action4、インスタ360などのアクションカメラで動画を撮影する場合、理想的な運用方法は以下の通りです。
まず、メインで撮影する用のMicro SDカード256GBを1枚
外で撮影しているときに、Micro SDカードがいっぱいになってしまったときの、予備のMicro SDカード1枚(256GB)
上記2つのマイクロエスディーカードが、壊れてしまったときのバックアップ用のMicro SDカード1枚(128GBもしくは256GB)
全部で3枚あると安心できると思います。
撮影モードにもよりますが、アクションカメラのバッテリー1本で大体90分位の撮影が可能になります。
予備バッテリーの保有数によって撮影できる時間が変わってきますが、通常ですとたっぷり撮影したい方は、モバイルバッテリーも持参するのが普通だと思います。
そうなると1日6時間くらいの撮影も可能になるため、SDカードが1枚では不足するケースも出てきます。
さて、ここからが本題です。
家にデスクトップパソコンがあり、動画の編集を自宅のパソコンでやった方が早い場合は、絶対家の使い慣れているデスクトップパソコンでやったほうが効率的だと思います。
もちろん、人によってはノートパソコン、MacBookや強力なGPUを積んでいるノートパソコンの場合は、動画編集も意外と快適にできるかもしれませんが、旅行中ですと基本的には色々と忙しいので、なかなか旅行先で撮影した動画を編集する時間はないと思います。
ということで今回は、「旅行中や外出中はとにかく動画撮影に専念し、帰宅してから動画編集をしたい方向けの情報」になります。
パソコンを使わず、スマホだけでSDカードのデータをハードディスク(SSD)にコピー(移動)する際に必要な機器(ガジェット)
ゴープロやDJI Action4等のアクションカメラで撮影した動画データをPC不要でハードディスクやSSDにコピーする具体的な手順について説明していきますが、その前に必要になる機器について揃えてください。
(1)iPhoneでライトニング端子の場合は、以下のアダプターが必要になります
アマゾンとかで、Apple純正ではない、似たような安い商品が販売されていますが、それは絶対に買わないようにしてください。
耐久性の問題もありますし、そもそもアダプターとして正しく認識してくれないケースが散見されるので、個人的には絶対使わないほうが良いと思います。
※もし正常に動作しなかったときに、どこに問題があるのかの切り分けがやりにくいからです。
お勧めは以下のモノ
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(2)マルチハブ
USBタイプCによるPD給電端子付きのマルチハブをお勧めします。
ちなみに、USB 3.0以上に対応しているものが良く、差込口は2つ、さらにマイクロエスディーカードと、SDカードのドライブがあるものを選んだ方が良いです。
マルチハブの端子は、USB Cものを選ぶようにしてください。
お勧めはコピー成功実績のある以下のモノ。
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(3)USBタイプCからタイプAの変換アダプター
もし今使っているスマホの端子がUSB Type-Cであれば問題ありませんが、iPhone14以下の機種で上記のアダプターを使うケースでは、USBタイプCからタイプAの変換アダプターが必須で必要になります。なぜならば、USBハブのUSB C端子を、iPhoneのアダプターに挿す必要があるからです。
(4)2TBレベルのSSD
長期間の撮影旅行にも耐えられる容量がテラバイトだと思います。
2テラバイトあれば、半月位旅行に行って、思う存分動画を撮影しても、充分保存できる容量です。
SSDを選ぶ時は、処理速度や信頼性に注意してください。
モノによっては衝撃に弱いものもあり、少しぶつけただけでデータが全て消失してしまうケースもあったりします。
ですので、落下衝撃にも怖いSSDを選んでください。
記憶容量あたりの単価は、ハードディスクが最も有利ですが、持ち運びの利便性を考えるとSSDがベストだと思います
保存したデータが消えてしまったら、1巻の終わりです。
とにかくデータの保全性を高めることができる記憶媒体を選ぶべきです
そう考えると、衝撃耐性のあるSSD 1択で良いと考えます。
私が、50種類以上のSSDを比較検討した結果、現状、お勧めのSSDは以下のものになります。
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(5)USB タイプC対応の充電器
これからの主流はタイプCになるので、USBタイプC型の充電器があると良いです。
オススメは、最大65ワットまで充電でき、ノートパソコンの充電にも使えるこの充電器です。
コイル鳴きすることもなく、とても小型軽量で持ち運びも便利。充電口が2つありますが、2つ同時に使う時も30ワットずつ使うことができるので、二台同時急速充電にも対応できます。
厳選した中から、以下がお勧めです!
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SDカードについての豆知識
アクションカメラに使うベストなSDカード
ところで、アクションカメラで使うべきSDカードについて、詳しくご存知でしょうか?
単に値段や容量だけで選ぶと、安物買いの銭失いになりかねません。
読み書きの速度、グレードをきちんと考える必要があります。
結論から言うと、以下のSDカードがアクションカメラに最適です。
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パソコンも使わないで、スマホだけでSDカードからSSDにする具体的な手順について
必要な機器を揃えたら、いよいよ本番です。
コピーの手順についてステップバイステップで説明します。
1.スマホにUSBハブを接続する
機器の接続については以下の通りになります。以下の画像の事例は、iPhone SE 3を使ったときの接続になります。
※アンドロイドや、iphone15でUSBタイプCの差し口があるスマホの場合は、直接USBハブを挿してください。
必ずUSBハブのPD端子からUSB Type-Cケーブルを使って電源を取るようにしてください。
そうしないと、電力不足のためiPhone上でSSDやSDカードの情報を読み取ることができません。
ライトニングケーブルからも電源を取ることができますが、ケーブルに流せる電力量が5Wと、USBタイプC(最大240W)と比較すると少ないので、動作が不安定になりがちです。
ですので、給電能力の高いUSBタイプCで電源を確保してください。
スマホが果たす役割としては、「コピーの指示を出す司令塔」(パソコンの代わり)になります。
つまり、スマホの能力が高いとコピーするスピードも高くなります。
(コピースピードは、使用するケーブルにも左右されます。※以下で詳細を説明しています)
iPhoneの場合は、「ファイルフォルダ」で、「コピー」と「ペースト」の指示を出します。
接続を完了したら、まずは「ファイルフォルダ」の中を確認しましょう。
「ファイルフォルダ」の中に入ると、左上に「ブラウズ」と書いてあります。
SSDとSDカードが、スマホに認識されていることを確認してください。
このケースですと、SSDは「SSPM-US」と表示されており、Micro SDカードは「Untitled」になります(SDカードの名称がちょっとわかりづらいですよね)
ちなみに給電が足りない場合は、SSDの「SSPM-US」、Micro SDカードの「Untitled」の表示が出ません。
もしくは、安物のiPhoneのアダプターを買ってしまった場合で、それが正常に機能していない場合も、SSDとMicro SDカードの表示が出ません。
※もし安物のiPhoneのアダプターを買った場合は、給電能力の問題なのか、もしくはiPhoneアダプターの問題なのかの切り分けができなくなってしまうので、既に説明した通り、必ず「純正」のものを使用するようにしてください。
データ コピー&ペーストのやり方
まずは、Micro SDカードのフォルダーの中を下っていきます。
ファイルまでたどり着いたら、右上の「〇の中に・・・」のマークをタップして、「選択」を押します。
そうすると、複数ファイルを選択することができるようになるので、コピーしたいファイルはまとめて選択してしまいましょう。
全て選択したら、コピーにチェックを入れた任意のファイルを少し長押しすると、メニューが出てくるので(今回の事例の場合は)「3項目コピー」を選びます。
※「移動」ではなくて必ず「コピー」を選んでください。
その後、SSDのフォルダーに移動します。
SSDのフォルダーの中で、適当な空いているところを少し長押しすると、「ペースト」メニューが出るので、それを選択すると、SDカードからSSDへのコピーが始まります。
ちなみに、オススメとして、SSDにコピーするときには、後で整理しやすいように、日付名で新規フォルダーを作っておくと便利だと思います。そのフォルダーの中にコピーすることによって、長期間旅行行った時に、何月何日のデータだったのかがすぐわかるので、帰宅してからデータを整理する時にとても効率的に作業することができます。
新規フォルダの作成は、スマホに出てくるメニューで簡単にできます。
今回掲載しているケースでは「テスト」というフォルダーを作成しています。
データコピー中の状態と注意点
データコピー中は、右上に丸い進捗度メーターが表示されます。
コピーが完了すると以下のようになります。
注意点ですが、データコピー中は、なるべくスマホに触れないようにしてください。
また給電中のUSB充電器で、もう一つの口から充電しないようにしてください。
例えばもう一つの口の方で、充電が完了したり、いきなりケーブルを抜くと、給電量が変化してコピーが失敗します!
以下が失敗した時の例
とにかく、コピー中は一切触らないようにしたほうが良いです。
あと、スマホの画面は、自動的に画面オフになってもコピーは継続してくれます。
ただ、コピー状態を確認するときに、スマホを持ち上げたりすると、それによって、コピーが失敗する可能性もあるので、もし心配の場合は、画面をつけっぱなしにしたほうがいいと思います。
コピー時間の目安について
コピー時間は、使用するケーブルの転送速度により左右されます。
今回のように、iPhoneのライトニングのアダプターを使用した場合は、データ転送速度は最大 480 Mbps (USB 2) なので、10GBのコピーには約15分位時間がかかります。
一方でUSB Type-Cは、次世代転送規格USB 3.1に対応し、速度は最大10Gbpsとなっています。 このスピードであれば、例えば1GBのデータなら約0.9秒で転送できます。
ですので、USBタイプCをスマホに直接接続している場合は、10GBのコピーは10秒程度で終了することができます。
コピー完了後
コピー完了後は、SSDのフォルダーにファイルがコピーされています。
ちなみに、SDカードに残ったデータについては、スマホ上で削除もできますけど、間違えてSSDのデータを消す可能性もあるので、あえてする必要はないと思います。すべてのデータをコピーし終えたSDカードは、ドライブレコーダーやアクションカメラ上でSDカードのフォーマットを行ってリセットしてください。
ポイントは以上になりますが、この方法を知っていればパソコンを持っていかなくても、スマホ1台でデータのコピーができるので、大変便利です!
ぜひ快適コピーをエンジョイしてください!
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