スマホを拾って交番に届けたら、どうなるのか?拾った携帯電話をメルカリやヤフオク等のフリマアプリやリサイクルショップで売るとどうなるのか?

2021年2月6日


iPhoneを拾って交番に届けたら、どうなるのか?拾ったスマホをメルカリやヤフオク等のフリマアプリやリサイクルショップで売却するとどうなるのか?

2月2日、歩道を歩いていたら、スマートフォンが落ちていました。

舗装されていない道だったので、かなり泥が付いており、水で洗った後、交番に届けました。

あまりキレイに洗うのも、憚られるので、軽く水洗い(^^;)

背面には、スポーツクラブの会員証が入っていました。
(ですので、下は撮影していません)

今回は、拾ったスマホを交番に届けた時に、どのようなことになるのか?について体験談をお話ししたいと思います。

交番で正式に手続きをすると、約30分の時間がかかる

昨年、定期券を拾った時にも交番に届けましたが、その時はただ届けただけで、何の手続きもしませんでした。

単に警察官から「ご苦労様です」と言われただけでした。

ただ今回は、時間も余裕もあり、交番で正式な手続きをすると何が起こるのかを確かめたくなり、正式な手続きを行いました。

交番に入ってから、

スマートフォン拾いました

どこで拾いましたか? お名前と連絡先をこの紙に書いてください。

(渡された紙は、チラシを4分の一に切ったような、メモ用紙でした)

メモに名前、住所、電話番号を書いた後、警官の方から

今回は、所有権とかの権利は放棄で良いですよね?

と言われたので、

いや、お手続きをお願いしたいと思います

これで終わりで良いですよね?

いえいえ、正式なお手続きをしたいと思っています

どうやら、警察官の方は正式な手続きを行うのがめんどくさいためか、手続きを行わないように誘導してきます(苦笑)

業務怠慢のように思えるんですけど、ここは全く引く気はなかったので、主張を貫き通しました。

おそらく強い意志がないと、警察官の方に言いくるめられてしまい、単にメモ用紙に自分の名前と住所を書いて手続きが終わってしまう可能性があると感じました。

そうすると警察官からは

お礼が欲しいのですか?

と直球でタマが投げられてきました(笑)

事前に言っておきますけど、今回は落とし物を交番に届けて正式な手続きをしたらどうなるのか確認したかっただけだったので、もともとお礼をもらうつもりはありませんでした。

でも、この状況では以下のように言うしかありません。

はい、欲しいです!

そうすると、警察官は

結構時間掛かりますけどいいですか?

牽制するような発言をしてきました。

時間には余裕があったので、

全然大丈夫です!

と言うことで、手続きをしてもらうことになりました。

拾得物件預り書(第2号様式(第4条第1項)の作成

拾得物を交番で正式に手続きした後、もらう書類が「拾得物件預り書」です。

担当の警察官は、黙々と「拾得物件預り書」の作成を開始しました。

民間の会社でしたら、大体〇〇分ぐらいかかりますという形で、時間を伝えると思うんですけどそこはさすが公務員、この辺の心遣いはありませんでした(苦笑)

おそらく50代半ばと思われる警察官の方が、パソコンに向かって慣れない手つきで、右手と左ての人差し指だけを使いながら、パソコンに情報を入力していきます。

作業時間は、約30分でした(苦笑)

入力した内容は、私の名前と住所、それから拾得物の内容、あとはどこで拾ったという簡単な情報でしたが、これだけの情報で入力するのに30分もかかるなんて、民間の会社だったらクビですね(;^_^A

もしかすると、嫌がらせでゆっくりやっていた可能性もありますけど、それにしてはひどい(苦笑)。
私だったら5分で完了します!

愚痴はこの辺にしておいて、とりあえず無事手続きは完了し、警察官から紙を2枚いただきました。

1枚目は「拾得物件預り書

2枚目は「注意事項」です

その後、簡単な説明がありました。

まず、スマートフォンの場合は、プライバシーがあるものなので、もし落とし主が現れなくても、スマートフォンの所有権を持つことができません。と言うことで、所有権の放棄に同意させられました。

あとでネットで調べてみたんですけど、最近法律が変わって、クレジットカードやスマートフォンなど、プライバシーを特定できるようなものは、拾って一定期間(3か月)持ち主が現れなくても、自分のものにはなりません。

つまり所持禁止物件や個人情報関連物件等法令に定めのある物は、所有権を取得できません。

———–抜粋———–
所有権を取得することができない物件法令の規定によりその所持が禁止されている物(一定の銃砲及び刀剣類を除く。)に該当する物件又は個人の身分若しくは地位若しくは個人の一身に専属する権利を証し、若しくは個人の秘密に属する事項が記録された文書、図画若しくは電磁的記録等に該当する物件(以下「個人情報関連物件」という。)については、民法第240条等の規定にかかわらず所有権を取得することができないこととする。(法第35条及び令第10条関係)
————————–

あと落とし物を拾うために掛かった交通費等があれば、それを落とし主に請求できるそうですが、それも特になかったので「費用の請求権の放棄」にも同意させられました。

報労金を受け取る権利は、有効にしておきました。

あと費用の請求や報労金の受け取りには、氏名、住所、電話番号を相手に告知することに対しての同意が必要になります

最後に言われた言葉は

今、手続きをしたので報労金を受け取る権利はありますけど、そのやりとりに関しては、両者で話し合ってください。警察官は関与しません

と言うことでした。

お決まりの民事不介入です(笑)


ここで少し話が脱線しますが、落し物を拾ってくれた方に対する謝礼のトラブルについて書きたいと思います。

落し物を拾ってくれた方に対する謝礼のトラブル

交番で正式に落とし物を届けれたら手続きをすると、拾ったものに対する5%から20%の謝礼金を受け取る権利があります。

– 条文-
報労金物件(誤って占有した他人の物を除く。)の返還を受ける遺失者は、当該物件の価格の100分の5以上100分の20以下に相当する額の報労金を拾得者に支払わなければならないこととし、ただし、当該物件の交付を受けた施設占有者があるときは、拾得者及び当該施設占有者に対し、それぞれ当該額の2分の1の額の報労金を支払わなければならないこと等とする。(法第28条関係)

例えば、今回のiPhone8Plusであれば、中古で4万円くらいの価値があります。(価値は新品ではなく中古相場で考えます)

2,000円から8,000円くらいの謝礼を受け取る権利があると言えます。

謝礼は現金で渡すケースもあれば、菓子折を持参して渡すケースもあるそうです。

この辺は話し合いです。

ちなみに、落し物を拾った人の個人情報つまり氏名、住所、電話番号は、落とし物を落とした人に伝わります

また、落とし物を落とした人も、落し物を拾った人から請求があれば、氏名、住所、電話番号の情報を開示されます

ですので、もし落し物を落とした人が交番に行って落し物が見つかった後、落し物を拾った人に連絡せず、無視していると、電話がかかってくる可能性は大いにあります。

あとでまた書きますけど、落とし主が見つかると、警察署から電話がかかってくるんです。

ですから、そこで、落し物を拾った人は、落とし主が見つかったことが分かります。

落し物を拾った人が、謝礼をもらう気満々なのに、落とし主から連絡が全くない場合は、落し物を拾った人によっては、怒って連絡してくる可能性もあるわけです。

あと、例えば落し物を拾った人が独身女性の一人暮らしだった場合、落とし主から、お礼と言われて食事に誘われたりするようなトラブルもあったりします。

ですので、この落とし物を交番に届けると言う行為は、結構奥が深いというか、闇が深い可能性もあるので、その辺を念頭に置いてください。

詳しくはこのURLが参考になると思います。

もし拾ったスマートフォンをメルカリやヤフオク、リサイクルショップなどに販売したらどうなるか?

(ついでに調べてみました)

スマートフォン自体、1台数万円しますし、iPhoneであれば人気があるので、リサイクルショップなどに持っていっても、最低10,000円くらいで買い取ってもらえるものだと思います。

ただ、拾ったものをフリマアプリやヤフオク、リサイクルショップなどに販売すること自体、犯罪行為ですので、やってはいけません。

あとそもそもですけど、スマホには大体パスワードロックかかってるので、パスワードロックを解かないと、スマホを初期化することができません!

初期化できないスマホは、もちろん販売することもできません。

パスワードロックを10回間違えて工場出荷時に初期化することもできますが、もし警察に落とした届け出が提出されていると、SIMやiPhoneやアンドロイドスマホ自体の製造番号(シリアル番号)から、そのスマホが拾得物であることがわかり、それを売却したということで窃盗罪で逮捕される可能性もあります。

スマホには持ち主の思いでの詰まった写真等もあるわけなので、スマートフォンを拾ったら、きちんと交番や警察署に届けましょう!

では、話を戻します。

当日の夜、落とし主から電話が掛かってきた!

スマートフォンが見つかるまでに、2、3日位かかると思ってたんですけど、なんと、拾った当日の19時30分ごろに、落とし主の方からお電話がありました。

ちゃんと連絡してくれるもんなんですね!(感動)

落とし主は、年齢はおそらく20代か、30代前半くらい、若い女性の方でした。

スマートフォンのカバーの中に、スポーツクラブの会員証が入っていたので、交番でいただいた「拾得物件預かり書」には、名前が書いてありましたけど、男性か女性か判別もつかないような名前でした。

ですので、電話かかってきて、やっと女性だということがわかりました。

やりとりはこんな感じでした。

このたびはスマートフォンを拾っていただきありがとうございました。無くしてしまい、本当に困っていたんですけど、拾って届けていただいて大変助かりました

無事戻ってきて良かったですね!(^^)

ぜひお礼をさせていただきたいんですが、どうすればいいでしょうか?

お礼はいらないですよ!

えっ!?でも…

無事、戻ってくるかどうか知りたかっただけなので、こうやってお電話をいただいただけで、もう充分、お礼です(笑)

いえいえ、本当に感謝しているので、お礼をさせてください!

ほんとに大丈夫ですよ!そのお気持ちだけで充分うれしいです!

そうなんですか!?

はい、そうなんです! ですので、今回はこれで、もう大丈夫ですから!これからは、もうスマートフォンを落とさないように気をつけてくださいね!

はい、分りました!本当にありがとうございます!

それでは失礼します!

というような感じのやりとりでした。

先方からは2回お礼がしたいとのお話がありましたけど、丁重にお断りさせていただきました(^_^)

警察署から電話かかって来た(驚)

あと驚いたのは、その翌日の16時位に、警察署の方からも電話がありました。

拾ったスマートフォンを、ちゃんと持ち主に返しましたよ

という連絡でした。

まさか警察が、そんなアフターフォローまでするなんて夢にも思わなかったので、本当に驚き、感動してしまいました(笑)

但し、謝礼のことは、やっぱり民事不介入なので、一切触れないですね。

要するに二者間で解決してくださいということになります。

まとめ

・もしスマートフォンを拾って、交番や警察署に届けて、正式な手続きを行うと、20分から30分くらい時間がかかります。

・プライバシーを特定できるようなものに関しては、もし落とし主が現れなくても、所有権を取得することができません。

報労金や費用の請求権を得るためには、自分の氏名、住所、電話番号を相手に教えることに対して同意する必要があります。落とし物を拾って、交番に届けるのは、かなり面倒というか、時間がかかると覚悟しておいてください

・ただし、面倒だからといって、拾ったものを家に持って帰ってそのままにしておくと、それは窃盗だと思われる可能性があります。もしスマホを拾ってしまったら、速やかに交番に届けることをおすすめします。

・時間がない場合は正式な手続きをせずに、あとは警察官に全て託してそのまま立ち去るのもアリだと思います。
(但し、これだとちゃんと受け取れたか分からないので、モヤモヤするかも!?)

・スマートフォンのようなプライバシーを特定できるような商品は、フリマアプリなどでもそう簡単に売却できるものではありません。リサイクルショップなどで売却しようとしても、身分証明書を提示しないと売却することができません。
あと、遠隔操作でストップすることもできます。

拾っても得をしないiPhoneなので、きちんと警察に届け出てください。
あともしiPhoneを落としてしまった人は、諦めずにすぐに交番に行きましょう!意外と誰かが拾ってくれて届けてくれていると思います。役に立ったと感じたら、ここをポチっとクリックして応援よろしくお願い致します